『天使と悪魔』の謎を解く

『天使と悪魔』
『天使と悪魔』(ANGELS & DEMONS)は、ダン・ブラウンのサスペンス小説。アメリカでは2000年発売されました。日本では、2003年に角川書店から上下巻で発売されました。
現在角川文庫からも上中下巻で『天使と悪魔』が発売されています。(日本語版の翻訳者は越前敏弥)
同じく著者ダン・ブラウンの作品『ダヴィンチ・コード』が映画化されるに際しては、上中下巻に分冊した文庫版が売り上げを伸ばしたことから、本作『天使と悪魔』も2006年に文庫版3冊が発売されました。
なお『ダ・ヴィンチ・コード』に続いて『天使と悪魔』も、映画化されています。(※2009年5月15日:全世界同時公開)
『天使と悪魔』のあらすじ
伝説的な秘密結社イルミナティを名乗る者から突然の電話が鳴る。その昔に科学者を弾圧したキリスト教会に復讐するため、1時間に1人ずつ、拉致した新教皇候補をサツ害してゆくという。
そのサツ害が行われる場所にヒントを得たラングドンは、サツ害を阻止し、盗まれた反物質を発見すべく推理と追跡を開始する。
『天使と悪魔』サツ害現場の謎:ガリレオ・コードの謎を解け!
ガリレオ・コードの謎を解け!その1
第一のサツ害場所『サンタ・マリア・デル・ポポロ教会』をグーグルアースで見る時の座標(緯度・経度)はコチラ ⇒「 41°54'38.22"N, 12°28'35.10"E」

『サンタ・マリア・デル・ポポロ教会』にはロレンツォ・ベルニーニの作品である『ハバククと天使』がある。ハバククとは大地の滅亡を告げた預言者で、その彫刻が置かれている。ヒントの『土』。
ガリレオ・コードの謎を解け!その2
第二のサツ害場所『サン・ピエトロ大聖堂』をグーグルアースで見る時の座標(緯度・経度)はコチラ ⇒「 41°54'7.85"N, 12°27'17.23"E」

ここサン・ピエトロ大聖堂にもロレンツォ・ベルニーニの作品『ウエスト・ポネンテ』がある。このウエスト・ポネンテとは、西風の神を表すレリーフだ。ヒントの『空気』。
ガリレオ・コードの謎を解け!その3
第三のサツ害場所『サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会』をグーグルアースで見る時の座標(緯度・経度)はコチラ ⇒「 41°54'25.28"N, 12°29'40.02"E」

サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会には、ロレンツォ・ベルニーニの彫刻作品『聖女テレサの法悦』がある。彫刻の台座にはテレサの心臓が描かれている。このテレサの心臓は燃えるような情熱を表している。ヒントの『火』。
ガリレオ・コードの謎を解け!その4
第四のサツ害場所『ナヴォーナ広場』をグーグルアースで見る時の座標(緯度・経度)はコチラ ⇒「 41°53'56.36"N, 12°28'22.93"E」

ナヴォーナ広場にあるのは『四大河の噴水』だ。ロレンツォ・ベルニーニは「四大河の噴水」で、四つの川を表現している。ヒントの『水』。
サツ害現場を“線”でつなぐと・・
映画『天使と悪魔』は「科学と宗教の対立」を表しています。この科学とはガリレオを代表とする科学者であり、また宗教とはバチカンのことである。
さあ、それではサツ害現場となった「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」「サン・ピエトロ大聖堂」「サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会」「ナヴォーナ広場」を“線”で繋いでみましょう!
そこに現れるのは・・。

キリスト教の印とも言える『十字架』ではないですか!?

『天使と悪魔』に登場する建築物・観光名所
映画『ダ・ヴィンチ・コード』の舞台
サンタ・マリア・デル・ポポロ ⇒ 41°54'38.22"N, 12°28'35.10"E
サン・ピエトロ大聖堂 ⇒ 41°54'7.85"N, 12°27'17.23"E
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会 ⇒ 41°54'25.28"N, 12°29'40.02"E
ナヴォーナ広場 ⇒ 41°53'56.36"N, 12°28'22.93"E
パンテオン(Pantheon) ⇒ 41°53'54.86"N, 12°28'36.87"E
システィーナ礼拝堂(システィナ礼拝堂) ⇒ 41°54'11.67"N, 12°27'15.29"E